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参照: 漢字の読み方・使い方 その1
漢字の読み方と使い方のその2です.日常,よく見かけたり聞いたりします.
| <通常の読み方> | <?読み方 ?> | ||
| 一枚岩 | いちまいいわ | いちまいがん | |
| 極彩色 | ごくさいしき | ごくさいしょく | |
| 指示 | しじ | ||
| 暗示 | あんじ | ||
| 図示 | ずし | ずじ | |
| ----- | ----- | ---------- | ---------- |
| <?使い方 ?> |
<正しい使い方> | ||
命令語の実行をpipeline 「パイプライン」の方式で行って実行速度を上げる方策があります.1つの命令語は,instruction fetch 「取り出し」,instruction decode 「解読」, instruction execution 「実行」から成る命令実行サイクルで実行されます.instruction executionは,対象オペランドのfetch, 演算,結果の書き込みなどに分けられます.これらは,命令実行サイクルを構成するステージと呼ばれます.
ステージを順次A, B, C, D, Eと記します.パイプライン方式でなければ,ある命令を実行する際に,例えば,ステージCまで進んでいた場合,AやBは終わっているので,また,DやEはまだ使われていないので,Cは稼働状態で,A, B, D, Eは不稼働状態です.本来は,この5つのステージは,独立に稼働できる装置です.
下記の図のように,プログラムを構成する命令語を,直列に並んでいる,すなわち,パイプライン状に並んでいる,ステージに順番に入れると,5つのステージが並列に稼働し,最大5個の命令語が同時に実行できることになります.
石油や天然ガスのパイプラインは石油や天然ガスがパイプラインの中を流れていきますが,命令語のパイプライン方式では,このように,命令語を実行するステージを直列に,パイプライン的に並べておき,この中を,プログラムを構成する命令語群が流れていきます.
下記の表は,パイプライン方式を説明する際によく使われますが,横軸に時刻を明記しています.時刻i+1では,命令語1のみ実行されています.時刻i+3では,命令語1,命令語2,命令語3が実行されています.時刻i+5では,5つの命令語が実行されています.時刻i+6では,既に,命令語1が実行を終わっていますので,新たに,命令語6がステージAに入っています.

| 時刻 i+1 |
時刻 i+2 |
時刻 i+3 |
時刻 i+4 |
時刻 i+5 |
時刻 i+6 | |
| instsruction-1 | stage-A | stage-B | stage-C | stage-D | stage-E | |
| instsruction-2 | stage-A | stage-B | stage-C | stage-D | stage-E | |
| instsruction-3 | stage-A | stage-B | stage-C | stage-D | ||
| nstsruction-4 | stage-A | stage-B | stage-C | |||
| instsruction-5 | stage-A | stage-B | ||||
| instsruction-6 | stage-A | |||||
| pipeline | パイプライン | ||
| instruction fetch | 命令取り出し | ||
| instruction decode | 命令解読 | ||
| instruction execution | 命令実行 | ||
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『ランダムハウス英和辞典』によると,para-は,「そば,補助」を表す接頭辞です.
情報の世界を中心に(他もありますが),para-の付く言葉を挙げます.
| parameter | パラメータ,補助変数,媒介変数 | ||
| parallel | 並列な,平行な | 互いのそばに並んでいる | |
| paragraph | 段落 | 『ジーニアス英和大辞典』に,「わきに線で段落を示したことによる」とある | |
| paradox | 逆説,パラドックス | ||
| paralegal | 弁護士補助職 | ||
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情報の分野では,parameter「パラメータ」は,システムやソフトウェアとの動作を規定する代替設定値(alternatives)のことを示す場合と,サブルーチン,関数,手続きなどを呼び出しに必要なargument「引数(“ひきすう”と読む)」を示す場合があります.
前者は,ウェブブラウザの設定オプションにある,例えば,セキュリティレベルを選択したりするものや,ワープロソフトの設定オプションにある,例えば,文書校正するかしないかを選択したりするものなど,様々あります.パッケージ化されて,ある分野である程度汎用化されているソフトウェアなら,例えば,同時にアクセスするクライアントの数がパラメータになり,それに応じて,クライアントの情報を格納する記憶領域が確保されます.
argument「引数」としてのparameterは,例えば,組込関数sin(x)のxです.このように,xとして引数を一般的に定義しているとき,formal parameter, formal argument「形式パラメータ,仮引数」と呼びます.これは,必要なパラメータに仮の名前をつけたものです.実際に使うときは,sin(π/2)というように,xではなく,sinを計算したい値を,actual parameter, actual argument「実パラメータ,実引数」として与えます.これは,仮引数に値を与えたものです.
以上は,組込関数ばかりでなく,サブルーチン,関数,手続きでも同様で,ユーザがそれらを定義するとき,形式パラメータ,仮引数を使って記述します.
代替設定値と引数とを分けて説明しましたが,マクロ的に見れば,同じことです.いずれも,ユーザの側から見れば設定値で,ソフトウェアの側から見れば引数です.
| parameter | パラメータ | ||
| alternatives | 代替設定値 | ||
| argument | 引数(“ひきすう”と読む) | ||
| formal parameter | 形式パラメータ | ||
| formal argument | 仮引数 | ||
| actual parameter | 実パラメータ | ||
| actual argument | 実引数 | ||
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『ラテン語と英語』を参照すれば,artの語義は,「工芸,芸術,技法」です.
artは,自然物ではない人の手が入った,ものを作り出すこと,または,作り出されたものです.それが,人の感覚に訴えるものであるとき,芸術,美術になります.artに関係する言葉には,芸術的な意味を強調するものと,技を強調するものがあります.日本語の「技芸」は,両方の意味合いもつ言葉です.
artisiticは「芸術的な」という意味です.artificialは,「人工的な,人手の入った」という意味です.artificial intelligence (AI)は,「人工知能」です.
artifactは,「工芸品」と「人口品」の両方の意味で使われます.
参考文献: 『ラテン語と英語』 小山次郎著,文芸社,2005.
| art | 工芸,芸術,技法 | ||
artisitic |
芸術的な | ||
| artificial | 人工的な,人手の入った | ||
| artificial intelligence (AI) | 人工知能 | ||
| artifact | 「工芸品」 「人口品」 |
||
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『ランダムハウス英和大辞典』によると,authorは,「~を創始する,~を生み出す,~を書く」という意味をもつ動詞と,「著者,作者,創始者」という意味の名詞が使われるとあります.さらに,augment 「増強する」の元になっているラテン語から派生したことが書かれています.
派生関係が判然とはしませんが,おそらく,派生したり,転化していったであろう言葉を並べます.その中で,情報関係で使われる用語も並べます.
| author | 著者,作者,創始者 | |
| author | 創始する,生み出す,書く | |
| authoring | オーサリング | 教材やマルチメディアコンテンツをコンピュータ支援で作成すること |
| authoring language | オーサリング言語 | オーサリングのための言語 |
| authoring program | オーサリングプログラム | オーサリングのためのプログラム |
| authorize | 権限を与える,認証する, 認定する |
|
| authorization code | 認証コード | |
| authorized program | 認定プログラム, 認定済みプログラム |
|
| authoritiy | 権威者,専門家 | |
| authentification | 承認,確認,認証 | 上と派生関係が判然とはしない |
| biometrics authentification | 生体認証 | |
| augment | 「増強する」 | |
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「に基づいた」や「に基づいて」という意味の言葉やこれに近い言葉がたくさんあります.
まず,based on を見ます.例として,The authors propose a new search mechanism based on these heuristic rules.は,分詞構文というよりも,文法的には,based onがmechanismに(前置詞のように)掛かる形です.「に基づいて」というより,「these heuristic rulesに基づいたa new search mechanism」です.
on the XX of という形で,XXにいくつかの名詞が入ります.それらを下記の表に示します.一般的には,basisやfoundationを使えばよいです.proposition, axiom, assumptionを使うときは,厳密に言えば,それぞれの言葉の意味が入った「に基づいた」や「に基づいて」です.
上の例では,The authors propose a new search mechanism on the basis of these heuristic rules.です.
文の頭で使うと分詞構文のbeing based onのbeingがない形です.それは,
Based on these heuristic rules, the authors propose a new search mechanism.
です.日本人の書いた論文を読むと,このように,文頭にbased onを使うことを好むようです.しかし,海外の論文では,文頭に,based onを使っているのは,それほど,多くないように思われます.日本人は,このような言い回しを好むようです.
(^oo^) 過去に論文でon the basis of を使って書いたら,日本人の査読者に,どの場所にあっても,based onに直された経験があります.これは,「に基づいて」=based onの公式があるのでしょうか.
| based on | |||
| on the basis on | base「基礎,土台」 | ||
| on the foundation of | foundation「基礎,土台」 | ||
| on the proposition of | proposition 「命題,前提」 | ||
| on the axiom of | axiom 「命題,原理」 | ||
| on the assumption that | assumption 「仮定」 | ||
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"mean"は,様々な意味をもち,また,これに関連する用語を多くあります.
| mean | 意味 平均,中間 |
上下で語源が異なる | |
| meaning | 意味 | ||
| meaningful | 意味ある | ||
| mean values | 平均値 | ||
| Mean Time Between Failures | 平均故障時間間隔 | ||
| mean distance | 平均距離 | ||
| mean square | 二乗平均 | ||
| means | 手段 | 「人とその行為の間にあるもの」ということ.出典:ジーニアス英和大辞典 | |
| by means of | を使って | ||
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出所は違うけれど,「を使って」という意味の言葉たくさんあります.
| by | |||
| with | |||
| by use of | |||
| by using | |||
| using | |||
| in terms of | 元々は,「という用語で」 | ||
| by means of | 元々は,「という手段で」 | ||
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言葉に関する言葉は別途挙げています.ここでは,文の構造を表す言葉を中心に多く並べます.いわゆる文法の用語です.
| 英語 | 日本語 | |
| sentence | 文 | |
| statement | 文(プログラム言語の時) | |
| subject | 主語 | |
| verb | 動詞 | |
| object | 目的語 | |
| predicate | 述語 | |
| complement | 補語 | |
| subjective complement | 主格補語 | |
| objective complement | 目的格補語 | |
| construct | 構文 | |
| the first person | 一人称 | |
| the second person | 二人称 | |
| the third person | 三人称 | |
| singular | 単数 | |
| plural | 複数 | |
| principal clause | 主節 | |
| subordinate clause | 従属節 | |
| coordinate clause | 等位節 | |
| tense | 時制 | |
| present tense | 現在時制 | |
| past tense | 過去時制 | |
| future tense | 未来時制 | |
| present progressive tense | 現在進行時制 | |
| present perfect tense | 現在完了時制 | |
| subjunctive mood | 仮定法 | |
| subjunctive past | 仮定法過去 | |
| subjunctive past perfect | 仮定法過去完了 | |
| affirmative sentence | 肯定文 | |
| negative sentence | 否定文 | |
| interrogative sentence | 疑問文 | |
| imperative sentence | 命令文 | |
| exclamatory sentence | 感嘆文 | |
| inverted sentence | 倒置文 | |
| participial construction | 分詞構文 | |
| active voice | 能動態 | |
| passive voice | 受動態 | |
| modifier | 修飾詞 | |
| clause | 節 | |
| phrase | 句 | |
| adjective clause / phrase | 形容詞節(句) | |
| adverb clause / phrase | 副詞節(句) | |
| noun phrase | 名詞句 | |
| part of speech | 品詞 | |
| noun | 名詞 | |
| verb | 動詞 | |
| auxiliary verb | 助動詞 | |
| adjective | 形容詞 | |
| adverb | 副詞 | |
| preposition | 前置詞 | |
| definite article | 定冠詞 | |
| indefinite article | 不定冠詞 | |
| pronoun | 代名詞 | |
| conjunction | 接続詞 | |
| relative pronoun | 関係代名詞 | |
| relative adverb | 関係副詞 | |
| present participle | 現在分詞 | |
| past participle | 過去分詞 | |
| infinitive | 不定詞 | |
| gerund | 動名詞 | |
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mutual 「相互に,互いに」の付いた言葉を並べます.
mutually disjoint 「互いに素」は,2つの集合間で,共通な要素がない状態をいいます.あるいは,2つのものが互いに無関係の状態をいいます.
mutually dependent は,2つのものが相互に従属している状態で,mutual dependencyは,「相互従属度」です.
複数のタスクが共通のデータをaccessするとき,一方が更新しているときに,他方が更新したり参照すると,正しいデータの更新が行われなかったり,データの参照が正しく行われないことになります.そのような共通データの更新や参照は,mutually exclusive access 「相互排除アクセス」される必要があります.この動作をmutual exclusion 「相互排除」と呼びます.タスクがそのような共通のデータをアクセスする区間を,critical region,critical sectionと呼びます.
| mutually | 相互に,互いに | ||
| mutually disjoint | 互いに素 | ||
| mutually dependent | 相互に従属している | ||
| mutual dependency | 相互従属度 | ||
| mutually exclusive access | 相互排除アクセス | ||
| mutual exclusion | 相互排除 | ||
| critical region | |||
| critical section |
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卒業の季節なので,graduationとgradationについて述べます.ここでの話題は,音を聞くと,混同して,カタカナ表記を間違えるということではありません.
これらは,共に,grade 「等級,段階」から生まれた言葉です.大元のラテン語は,gradusです.
graduation 「卒業」は,段階を終える,ということです.動詞は,graduate 「卒業する」です.
gradation 「色の変化,グラデーション,等級を付けること」は,段階的に変化する,ということです.動詞は,gradate 「変化する,推移する,等級を付ける」です.
gradualは,「段階的な」で,gradually 「段階的に,徐々に」です.
| grade | 等級,段階 | ||
| graduation | 卒業 | ||
| graduate | 卒業する | ||
| gradation | 色の変化,グラデーション,等級を付けること | ||
| gradate | 変化する,推移する,等級を付ける | ||
| gradual | 段階的な | ||
| gradually | 段階的に,徐々に | ||
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bottleneck 「ボトルネック」は,本来は,瓶の首のことで,転じて,交通の運行や進行を妨げるものを意味します.「隘路」と訳されることもあります.さらに,活動や仕事の進行を妨げるものを意味します.
あるシステムに外から人や要求が入ります.ある時間,そこに滞在してサービスを受けて出て行きます.複数の人や要求がそのシステムに入るとします.そのシステムには,人や要求に対してサービスするために,複数の独立に稼動するresource 「資源」があります.人に対するシステムでは,この資源は,counter 「窓口」で,コンピュータで作られた情報システムでは,資源は,サーバ,大容量の記憶媒体,プリンタなどになります.システムの中で,複数の資源は結合されて,人や要求に対してサービスしています.人や要求は,システム内の資源に順次流れていくわけで,そこにボトルネックが生じる可能性があります.
システムに入る人や要求は,一般にtransaction 「トランザクション」と呼ばれ,システムに対するload 「負荷」になります.システムはこの負荷を処理していきます.負荷のかかり方は,トランザクションのarrival rate 「到着率」,すなわち,単位時間あたりのトランザクションの到着個数や,その逆数 である,average inter-arrival time 「平均到着時間間隔」で表されます.システムの処理能力は,throughput 「スループット」,すなわち,システムが単位時間あたり何個トランザクションを処理できるかで表します.逆数は, average inter-departure time 「平均完了時間間隔」 です.
システムに対する負荷が大きいと,システムは混雑します.その結果,システムから出てくるスループットが低下します.このとき,システム内の資源のどれかにボトルネックが生じている可能性があります.
資源の処理能力は,servicing rate 「サービス率」,すなわち,その資源が単位時間あたり,トランザクションを何個処理できるかで表します.その逆数は,average service time 「平均サービス時間」になります.サービス率は,処理能力ですが,現実に負荷が与えられたときに,どの程度稼動しているかを表すために,utilization rate「稼動率」が使われます.混雑しているときは,この稼働率は大きくなり,目一杯働いている時は,稼働率は1に極めて近くなります.このような時,その資源は,システム内でのボトルネックになります.ボトルネックの資源の前には,処理待ちのトランザクションが並びます.どれ位並んでいるかを長さで表すと,queue length「待ち行列長」であり,時間で表すと,waiting time「待ち時間」になります.
関連項目は,,utilization rate: 稼動率, use rate: 使用率, occupation rate: 占有率の項,queuing model「待ち行列モデル」の直感的な理解のために の項,accumulation, average: 累積と平均 の項にあります.
| bottleneck | ボトルネック,隘路 | ||
| resource | 資源 | ||
| counter | 窓口 | ||
| transaction | トランザクション | ||
| load | 負荷 | ||
| arrival rate | 到着率 | ||
| inter-arrival time | 到着時間間隔 | ||
| throughput | スループット | ||
| inter-departure time | 完了時間間隔 | ||
| servicing rate | サービス率 | ||
| average service time | サービス時間 | ||
| utilization rate | 稼動率 | ||
| queue length | 待ち行列長 | ||
| waiting time | 待ち時間 | ||
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standard 「標準,規格」 と confirm 「準拠」について述べます.
official standard 「公的標準規格」は,標準規格を制定する機関(ISO,IEC,JIS等)で決められた規格や標準です.ISOは,International Organization for Standard 「国際標準化機構」,IECは,(International Electrotechnical Commission 「国際電気標準会議」, JISは,Japan Industrial Standard 「日本工業規格」です.
一方,DeFacto standard というのは,「事実上の標準」で,official standard 「公的標準規格」ではなく,その分野でほぼ標準的に使われている方式や製品の企画のことです.
This mechanism is widely used as de fact standard in this country.は,「この国で,この方式は,事実上の標準として広く使われている」ということです.
official standard 「公的標準規格」の中で,特に,工業では,industry standard 「工業規格」があります.
文字の符号に,ISO code standard, Unicode standard 「ユニコード規格」など,いろいろあります.
規格というよりも一般的に,「標準」の意味で,documentation standard 「文書の標準」 , standard edition 「標準版」などがあります.,
confirm「準拠する」や,in accordance with「~に準拠して」は,standard 「規格」に適合していることに使います.次のように使います.
This mechanism confirms (is in accordance with) ISO XXXX standard.
日本語の「準拠」の「準ずる」には,「従う,則る(のっとる)」と「同等に扱う」の2つの意味の意味がありますが,準拠は,「従う,則る(のっとる)」です.
| standard | 標準,規格 | ||
| confirm | 準拠 | ||
| official standard | 公的標準規格 | ||
| ISO,International Organization for Standard | 国際標準化機構 | ||
| IEC,International Electrotechnical Commission | 国際電気標準会議 | ||
| JIS,Japan Industrial Standard | 日本工業規格 | ||
| DeFacto standard | 事実上の標準 | ||
| industry standard | 工業規格 | ||
| documentation standard | 文書の標準 | ||
| standard edition |
標準版 | ||
| confirm | 準拠する | ||
| in accordance with | 「~に準拠して」 | ||
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<200番目の記事>
careerは,「経歴,履歴,進路,専門職」等と訳されます.コウビルト英英辞典によれば,「人が人生のある長い期間行った仕事,職業」,また,「働くことに費やす人生の区間」とあります.ジーニアス英和大辞典によると,「carの通る路」が原義で,「人生路」という意味とあります.このcarは,元来は荷馬車です.
経歴や履歴だと,完了しているようなニュアンスがありますが,必ずしも,過去のものだけではなく,現在も未来も含めて,その人の人生にとって重要となるエポックや職業からなる,進路,個人の歴史です.
最近よく使われるcareer designは,「進路設計,キャリア設計,キャリア形成」と訳され,これは,近視眼ではなく,人生を俯瞰して,個人の,自分の進路を作り上げて行くことです.また,career educationは,「進路教育」という意味でしょう.大学によっては,「職業指導室」を,career centerといっています
careerが専門職の意味で,日本ではカタカナ語でよく使われます.但し,キャリアアップは,和製のカタカナ語です.
| career | 経歴,履歴,進路,専門職 | ||
| career design | 進路設計,キャリア設計, キャリア形成 |
||
| career education | 進路教育 | ||
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secureは,動詞では,「保護する,防御する」で,形容詞では,「安全な,防護された」という意味です.
ある論文誌の購読に会員登録が必要な場合,例えば, The full text of this paper is secured to subscribers. 「この論文の全文は,加入者に対して保護されている.(加入者の読める)」となります.
secure programは「安全なプログラム」,secure system は「安全なシステム」で,機密保護されているプログラムやシステムをいいます.secure socket layer (SSL)は,インターネット上でデータを暗号化して送受するプロトコルで,HTTPS Hypertext Transfer Protocol over Secure Socket Layerは,SSLに基づいたウェブ情報の転送プロトコルです.
securityは,「機密保護,保護,保全,保障」で,例えば,インターネット上での,個人や組織のsecurityが重要な問題になっています.
security controlは,「セキュリティ管理」で,入り口での検査のことをいうこともあります.Security Council は,国連の「安全保障理事会」です.
| secure | 保護する,防御する 安全な,防護された |
||
| secure program | 安全なプログラム | ||
| secure system | 安全なシステム | ||
| secure socket layer | SSL | インターネット上でデータを暗号化して送受するプロトコル | |
| HTTPS | Hypertext Transfer Protocol over Secure Socket Layer | SSLに基づいたウェブ情報の転送プロトコル | |
| security | 機密保護,保護,保全,保障 | ||
| security control | セキュリティ管理 | ||
| Security Council | 安全保障理事会 | 国連 | |
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quasi-は,「疑似的,準」を表す接頭辞で,例えば,quasi-publicというと「準公共的」を意味します.
quasi-parallel は,情報の分野で,「疑似並列な」を意味し, 複数の仕事を複数のコンピュータで並列に実行するのではなく,1台であたかも並列に実行しているように見せること を示します.
run in quasi-parallel fashion は,「疑似並列に実行する」ということです.A discrete-event type of simulation system makes transactions to behave in quasi-parallel fashion. は,「離散事象型シミュレーションシステムは,トランザクションを疑似並列的に振る舞わせる」ということです.
並行,並列,同時,および,分散:concurrent, parallel, simultaneous and distributed の項で述べたconcurrent 「並行な」は,複数の仕事があって,互いに無関係の部分は,同時に実行でき,相互作用のある部分は,順序関係をもって実行する,という論理的に同時に実行されている様を表します.仕事の個数より少ないCPUしかなければ,その時間を分け合って利用することになるし,仕事の数だけのCPUがあれば,並列に実行することになります.CPUが1台の時は,まさに, quasi-parallel fashion 「疑似並列に」実行されていることになります.
| quasi-parallel | 疑似並列な | ||
| in quasi-parallel fashion | 疑似並列に | ||
| discrete-event type of simulation system | 離散事象型シミュレーションシステム | ||
| transaction | トランザクション | ||
| concurrent | 並行な | ||
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compare 「比較する」について述べます.com-は,co-, com-の項で述べたように,「共同の(で),共通の(に),相互の(に),同程度の(に)」の意味があり,pareは,「同等,平均」を表すparで,compareは,互いに同等のものを並べて比べる,という意味です.同等でないもの,明らかに異なるもの,異質なものは,compareの対象にはなりません.
comparisonは「比較」です.comparable は「比較可能な,比較できる」です. comparativeは,「比較しての,比較級の,比較による」という意味で, comparative table 「比較表」,comparative analysis 「比較分析」comparative study 「比較研究」があります.
| compare | 比較する | ||
| par | 同等,平均 | ||
| comparison | 比較 | ||
| comparable | 「比較可能な,比較できる | ||
| comparative | 比較しての,比較級の,比較による | ||
| comparative table | 比較表 | ||
| comparative analysis | 比較分析 | ||
| comparative study | 比較研究 | ||
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primeやprincipalのprimやprinは,初めや先頭の事物を表している同族の感じがするので,調べてみました.ありました.次の書籍です.
小山次郎:ラテン語と英語,文芸社,2005年.
このpp.99-100にラテン語のprimus 「第一の,最初の」(英語のfirstと)と同根)があり, prime, primary, primitive, principal, principleがありました.
情報の分野や最近よく耳にする事柄を中心に,primやprinの付く言葉を並べます.
| prime | 主な,最も重要な | ||
| prime number | 素数 | ||
| y' | "y prime"と読む | ||
| prime, primary accent | 第一アクセント | ||
| prime minister | 首相 | ||
| prime rate | プライムレート | 最優遇貸出金利 | |
| sub-prime | サブプライム | ||
| primary | 主要な | ||
| primarily | 第一に,まず | ||
| primary storage | 主記憶 | ||
| primary cache | 一次キャッシュ | ||
| primary care | 初期医療 | ||
| primary color | 原色 | ||
| primary school | 小学校(低学年) | ||
| prima | 主要な,プリマバレリーナ | ||
| primal | 主な,最も重要な | ||
| primitive | 基本の,基本的な | ||
| principle | 原理,原則 | ||
| principle of relativity | 相対性原理 | ||
| principal | 主要な | ||
| principal axis | 主軸 | ||
| principal component analysis | 主成分分析 | ||
| prince | 王子 | ||
| a priori | 先験的に | ||
| prior | より重要な,より前の | ||
| priority | 優先順位 | ||
| premier | 最初の,一流の | pre-だが,同根 | |
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疑問な日本語 の項で書きましたように,「かぶる」という言葉がよく使われています.この「かぶる」で,「重なる」という言葉が揺れています.
何かの上に別の何かを置いた状態を,overlap 「重なる」といいます.この「重なる」を「かぶる」ということが多くなっています.
写真の色ずれのことを,「かぶり」といいます.テレビ放送の業界で,ある人の前に別の人が立って遮っているときに,別の人が重なって見えない状態を,「かぶっている」と言うようです.この言い方が日常でも使われ,さらに,この視覚的なことを離れた状況でも,重なっていることを「かぶる」と言っています.例えば,オーバブッキングのことを,「予約がかぶっている」とか,既に予定が入っているときに,同じ日程になってしまうことを,「予定がかぶる」などです.
「だぶる」も不思議な言葉で,英語のdoubleの音がその意味と共に日本語化したようで,「二重になる,重なる」という意味で使われます.「重なる」は五段活用で変化しますが,これと同じように「だぶる」も変化できるので,「だぶる」が動詞として定着したのでしょう.動詞の連用形は名詞としても使われるので,「重なる」の連用形「重なり」が名詞となるように,「だぶる」の連用形「だぶり」も名詞として使われています.「だぶる」「だぶり」は,日本語として定着しています.
(^oo^) troubleも「とらぶっている」という言い方を聞きますが,さすがに「とらぶる」が五段活用することはなく,ましてや「とらぶり」などという名詞は使いません.
「かぶる」は,「被る」と書き,本来は,帽子などをかぶる,水をかぶるなど,上に,一部あるいはすっぽり,載せる,覆うという意味です.あるいは,「罪を被る」というように背負い込んだりすることを言います.「重なる,重ねる」という意味は本来ありません.
また,「かぶり」は「被り」で,被る物を意味します.あるいは,音では「頭(かぶり)」もあります.「重なり」という意味は本来ありません.
それで,普通の「重なる」「だぶる」という,帽子も被っていない状態を,「かぶる」「かぶり」というのは違和感があります.
(^oo^) 帽子をかぶっている人を上から写せば,確かに頭(かぶり)の上に重なっている写真になります.
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「アンケート用紙を回収します.」という言い方を耳にしますが,とても違和感があります.
「回収」は,広辞苑によれば,「とりもどすこと,元へ返しておさめること」とあります.
回収で,例えば,「不要品の回収」では,集めて元へ戻して再利用するか,あるいは,集めた物を部品や材料のレベルで再利用する意味合いがあります.「不良品の回収」では,販売されて消費者の所にある製品を集めて,製造元に戻すということです.
「アンケート用紙の回収」だと,アンケート項目に不備があったのでアンケート用紙を集める,ということなのか,書いていないアンケート用紙を集めることのように聞こえてなりません.
もしかして,アンケートを書いてもらっている場所で”集めて回る”(??回集??)ということでしょうか?
いろいろな事例があります.
●問題用紙の回収:これはいいでしょう.試験が終われば不要でしょう.
●答案用紙の回収:使っていない答案用紙でしょうか?
●参加費の回収:どうやら参加者に参加費を支払ってもらうことのようです.
●加入申込書の回収:加入しない人から?
(^oo^) 「回集」という言葉はありません.
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よめればということをぜんていにして,じゅくごをかんじでかかないで,いちぶ,または,ぜんぶをひらがなでかいているのを,よくみかけます.とうようかんじやじょうようかんじのひょうとのかんけいもあるかもしれませんが,かんじをみたらいみがみえることがおおいので,たとえかけなくても,かんじでひょうきしたほうがよいとおもいます.よむことはできるようにすべきです.いまは,よいわーぷろそふとやえでぃたがあるのですから,ひとのめにつくとろでは,よみがなをふってひょうきしてもいいとおもいます.かんじのじゅくごにひらがなをまぜることによって,にほんごにたいするちからがおちていくようにおもわれてしがだがありません.
(^oo^)かんじじゅくごのかんじひょうきへのいざない
追記:2008年12月12日付けの読売新聞の「教科書の質・量、充実を要求…文科相審議会の報告書案」で,「教科用図書検定調査審議会は11日、教科書の質・量両面での充実と教科書検定過程の透明化を柱とする報告書案をまとめた。」という記事の中で,「熟語を漢字と平仮名で表す「交ぜ書き」をなくすため、上の学年で習う漢字もフリガナをつけて使用できるとした。」とありました.そのとおりだとおもいます.
| あっせん | 斡旋 | ||
| うかつ | 迂闊 | ||
| こん跡 | 痕跡 | ||
| ごう慢 | 傲慢 | ||
| こう留 | 勾留,拘留 | ||
| こう塞 | 梗塞 | ||
| 要さい | 要塞 | ||
| むだづかい | 無駄遣い | ||
| ことし | 今年 | ||
| きょねん | 去年 | ||
| おととし | 一昨年 | ||
| しゅよう | 腫瘍 | ||
| つじつま | 辻褄 | ||
| つま弾く | 爪弾く | つまびく | |
| つまはじき | 爪弾き | ??妻弾き,夫弾き | |
| だほ | 拿捕 | ||
| ゆくえ | 行方 | ||
| ずさん | 杜撰 | ||
| 全ぼう | 全貌 | ||
| ねん出 | 捻出 | ||
| きわめて | 極めて | ||
| 界わい | 界隈 | ||
| 投てき | 投擲 | ||
| 摩さつ | 摩擦 | ||
| あ然,あぜん | 唖然 | ||
| ぼう然,ぼうぜん | 呆然 | ||
| 住みか | 住処 | ||
| ら致 | 拉致 | ||
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文献の引用法について書きます.
copyright: 著作権 の稿でも記しましたが,著作物の引用に関する,著作権法第32条第1項を引用します.
「ア 既に公表された著作物であること
イ 「公正な慣行」に合致していること
ウ 報道,批評,研究などのための「正当な範囲内」であること
エ 引用部分とそれ以外の部分の「主従関係」が明確であること
オ カギ括弧などにより「引用部分」が明確になっていること
カ 引用する「必然性」があること
キ 「出所の明示」が必要 」
この稿では,出所の示し方の例を述べます.参考文献表の記載フォーマットは,それぞれの分野や学会等で異なりますが,必要な項目は入れてあります.以下では,例文を用いて引用法を示す.
<引用法その1>
情報システム(information system)は,社会の中に数多く存在する.そ情報システムは,「ビジネス,産業,技術,教育,社会などの様々な活動や業務を,コンピュータ支援の下で効果的に遂行するシステムの総称である.それぞれの活動や業務を実現するために,コンピュータシステムの構成を決め,その上に,必要なソフトウェアを搭載したものである.
例えば,大学の中には,成績証発行システム,履修登録システム,図書貸し出しシステムなどがある.
その開発方法について様々な方法が提案されている.Kawabataらは,その開発方法をプロトタイピングで行うことを提唱している(文献[1]).川端らは,再利用に基づく方法を提案している(文献[2]).また,
参考文献[1] 川端亮,伊藤潔,熊谷敏:共通業務を考慮したドメインモデルに基づくプロトタイピング,情報処理学会論文誌, Vol.41., No.9, pp.2555-2566, (September 2000).
[2] Ryo Kawabata, Akiko Hasegawa, Kiyoshi Itoh: Effective Analysis Method by Reusing MCM for Collaboration Task, SDPS Journal, Vol. 8, No. 4, pp. 107-118, (December 2004).
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
<引用法その2:参考のheaderの書き方>
情報システム(information system)は,社会の中に数多く存在する.その情報システムは,ビジネス,産業,技術,教育,社会などの様々な活動や業務を,コンピュータ支援の下で効果的に遂行するシステムの総称である.それぞれの活動や業務を実現するために,コンピュータシステムの構成を決め,その上に,必要なソフトウェアを搭載したものである.
例えば,大学の中には,成績証発行システム,履修登録システム,図書貸し出しシステムなどがある.
その開発方法について様々な方法が提案されている.Kawabataらは,その開発方法をプロトタイピングで行うことを提唱している(文献Kawabata2000).川端らは,再利用に基づく方法を提案している(文献[Kawabata2004]).また,
参考文献
[Kawabata2000] 川端亮,伊藤潔,熊谷敏:共通業務を考慮したドメインモデルに基づくプロトタイピング,情報処理学会論文誌, Vol.41., No.9, pp.2555-2566, (September 2000).
[Kawabata2004] Ryo Kawabata, Akiko Hasegawa, Kiyoshi Itoh: Effective Analysis Method by Reusing MCM for Collaboration Task, SDPS Journal, Vol. 8, No. 4, pp. 107-118, (December 2004).
<もし,Kawabataが出した2000年の2つの論文を参照している場合は,参考文献にその2つを記載して,headerを,[Kawabata2000a],[Kawabata2000b]というようにする>
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<引用法その3:英文の場合>
There exist many information systems around …….
The information system is defined as " ……………… ".
In universities, examples of information systems are ……………….
For developing information systems, there are many methods such as prototyping method in [Kawabata2000], reuse method in [Kawabata2004].
References
[Kawabata2000] 川端亮,伊藤潔,熊谷敏:共通業務を考慮したドメインモデルに基づくプロトタイピング,情報処理学会論文誌, Vol.41., No.9, pp.2555-2566, (September 2000). <英語に翻訳して,最後に,"in Japanese"と付ける>
[Kawabata2004] Ryo Kawabata, Akiko Hasegawa, Kiyoshi Itoh: Effective Analysis Method by Reusing MCM for Collaboration Task, SDPS Journal, Vol. 8, No. 4, pp. 107-118, (December 2004).
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"du-"が付いた用語を多くあります.du-やそれ以外の数詞については,別項にあります.
ジーニアス英和大辞典によると,"du-"は「2つ,重なり」を表す言葉です.
情報の分野の用語(そうでないのもありますが)を列挙します.
| dual | 二つの,二つから構成される,双対(二つで対をなす) | ||
| dual problem | 双対問題 | 二つで対をなす問題 | |
| duality | 二元性,双対性 | ||
| duad | 一対 | ||
| duplicate | 二重化する,複写する | ||
| duplex | 二重方式,二重系 | ||
| duet | 二重奏,二重唱 | ||
| duo | 二人組 | ||
| deuce | デュース,ジュース | 球技 | |
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random「無作為な」の付いた様々な言葉があります.「無作為」というのは,明鏡国語事典によると,「意図的な操作をしないで,偶然に任せること」とあります.random「無作為な」は,無作為にアクセスしたり,抽出したり,発生させたりする状態でよく使われます.また,確率変数を表すときも使われます.
| random | 無作為な | ||
| at random | 無作為に | ||
| randomize | 無作為にする | ||
| random access | ランダムアクセス | メモリのように任意の場所をアクセスできる | |
| random number | 乱数 | ||
| random number generator | 乱数発生器 | ||
| pseudo random number | 擬似乱数 | コンピュータで作り出す乱数は,自然に作り出された乱数ではない | |
| randomness | 無作為性 | ||
| random sampling | 無作為抽出 | ||
| random variable | 確率変数 | ||
| random walk | 酔歩 | ||
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transparent 「透明な」は,そこに何か装置や機器があってもそれを使う側からみると,まるでないかのように,意識させない状態をいうときに使われます.TCP/IPに従うネットワーク同士をつなぐハブやルータなどは,それがあることを,ネットに接続されているコンピュータは,意識しません.それらは,コンピュータからは,transparentです.
The existence of routers is transparent to the computers in the network.
| transparent | 透明な | ||
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fashion や mannerは,いろいろな意味がありますが,「方法,仕方」を意味します.よく使われます.
in step-wise fashion 「段階的な方法で,段階的に」, in this fashion 「この方法で」, in the intended fashion 「意図した方法で」, in a predetermined fashion 「前もって定義された方法で」, in a well-defined fashion 「よく定義された方法で」,in the same fashion 「同じ方法で」など,多くあります.この「方法で」は,「やり方で,仕方で」に換えて,時には,「~ように」とに換えて使えます.これらの,fashionは,mannerに置き換えても同じ意味です.
Each host sends the control message in the same fashion in which it sends the data message. 「データメッセージの送り方と同じ方法で,制御メッセージを送る.」
| fashion | 方法,仕方 | ||
| manner | 方法,仕方 | ||
| in step-wise fashion | 段階的な方法で,段階的に | ||
| in step-wise manner | 段階的な方法で,段階的に | ||
| in this fashion | この方法で | ||
| in this manner | この方法で | ||
| in the intended fashion | 意図した方法で | ||
| in the intended manner | 意図した方法で | ||
| in a predetermined fashion | 前もって定義された方法で | ||
| in a predetermined manner | 前もって定義された方法で | ||
| in a well-defined fashion | よく定義された方法で | ||
| in a well-defined manner | よく定義された方法で | ||
| in the same fashion | 同じ方法で | ||
| in the same manner | 同じ方法で | ||
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domainは.いくつかの意味をもちます.
domain nameとは,インターネット上の,一群のコンピュータの識別名です.これとIPアドレスの対応をとるのが,domain name serverです.
システム開発の効率化を図るため,対象のシステムの分野が固有にもつ性質や知識を有効に使おうというアプローチがあります.分野,領域をドメイン(domain)と呼びます.有効に利用するために,そのドメインを組織的に有機的に分析しよう,というのが,ドメイン分析(domain analysis)です.これは,「ドメイン分析,ドメインモデル,ドメイン知識」の項で詳しく述べました.
y=f(x)のxの取り得る値の範囲をdomain 「定義域」,f(x)の取り得る値の範囲をcodomain 「値域」といいます.
| 英語 | 日本語 | ||
| domain name | |||
| domain name server | |||
| domain model | ドメインモデル | ||
| domain analysis | ドメイン分析 | ||
| domain | 定義域 | f(x)のxの範囲 | |
| codomain / range | 値域,変域 | f(x)のfの範囲 | |
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query 「問い合わせ,質問」, inquire, enquire 「問う,質問する」, inquiry, enquiry 「問い合わせ,質問」, enquete 「アンケート (フランス語)」, question 「質問」の由来について,queやquiの部分がわかると,意味がわかります.
研究社の新英和大辞典を参照すると,queareが,ラテン語由来で,「問う」ことや,questeが,フランス語由来で,探す行為を意味しています.上の言葉は,これらから派生した言葉です.
| query | 問い合わせ,質問 | ||
| inquire | 問う,質問する | ||
| enquire | 問う,質問する | ||
| inquiry | 問い合わせ,質問 | ||
| enquiry | 問い合わせ,質問 | ||
| enquete | アンケート | フランス語 | |
| question | 質問 | ||
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<3周年>
何かが承認されたとき,「この案件は承認されたことにする.」というのが時々聞こえてきますが,これは,多くの場合,「この案件は承認されたこととする.」と言うのが正しいです.「この案件は承認されたものとする.」でもいいです.「この案件は承認されたものにする.」は,あまり言わないでしょうね.
明鏡国語辞典に,「に」と「と」の意味の違いが示されています.
「に」は結果(終着点)に,「と」は結果(内容)をそれとともに示すことに注目して言う
とあります.
「承認されたこととする.」は,承認されたという事実を着目してそれを伝えています.本当に承認,決定されたということです.
一方,「承認されたことにする.」というのは,承認されたという結果を示していますが,いろいろ意見もあったが,とか,一応承認されたけれど,あとから変えてもいい,というようなニュアンスも感じられます.そういう経過であれば,「承認されたことにする.」でも構わないのですが.
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real timeは,「実時間」と訳されますが,これは,「瞬時,即時」など,応答が迅速な様子を表します.
Oxford Dictionary of Englishによると,real timeは「プロセスやイベントが起きる際にかかる実際の時間」です.
情報の分野で,real timeが「実時間,瞬時,即時」の意味をもつ理由は,起きたイベントが活きている時間の間に,そのイベントに対する応答を行う様子を表すことです.real-time processing 「実時間処理」は,processing in real timeで,イベントや信号に対して,即時に応答する処理の形態です.その形態のシステムを,real-time system 「リアルタイムシステム,実時間システム」と呼びます.
real-time tuningは,稼働しているシステムを稼働中に,可能な限り短い時間で,調整,チューニングすることをいいます.
| real time | 実時間,瞬時,即時」 | ||
| real-time processing | 実時間処理 | ||
| real-time system | リアルタイムシステム,実時間システム | ||
| real-time tuning | |||
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module 「モジュール」は, 測定基準,部品,履修単位などの意味をもちます.情報の分野では,ハードウェアやソフトウェアを分割したときの個々の機能単位のことを指します.プログラムの main module 「メインモジュール」やsub module 「サブモジュール」という用語があります.
modular programming 「モジュラプログラミング」は,機能別にモジュールでプログラムを作ることを意味します.modularity 「モジュラリティ,モジュール性」は,ハードウェアやソフトウェアを機能単位で分割する際の分割度合の良し悪しを意味します.modularization 「モジュール化」は,ハードウェアやソフトウェアを機能単位で分割することや,機能別にプログラムのモジュールを作ることを意味します.
module strength 「モジュール強度」は,モジュールの独立性の度合を表し,モジュール内のデータや手続きの関連性が強いほど,モジュール間の関連性が弱いほど,モジュール強度が高いといわれます.モジュール強度の高いソフトウェアは,モジュール間の相互作用が大きくないため,モジュール毎に,修正したり更新することが容易になります.モジュール強度は,software quality 「ソフトウェアの品質」の1つのmetrics 「基準,尺度」になります.
| module | モジュール | ||
| main module | メインモジュール | ||
| sub module | サブモジュール | ||
| modular programming | モジュラプログラミング | ||
| modularity | モジュラリティ,モジュール性 | ||
| modularization | モジュール化 | ||
| module strength | モジュール強度 | ||
| software quality | ソフトウェアの品質 | ||
| metrics | 基準,尺度 | ||
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chargeという言葉について述べます.
お金に関しては,「請求する,支払う」という意味があります.
ジーニアス英和大辞典に「車に荷を積む」が原義とあります.これを概念レベルで使うと,chargeの意味は,「託す,付託する,負わせる」となります.物に即した,chargeの意味として,「帯電させる,充電する,充満させる」があります.電解水素チャージ(吸蔵)という言葉もあります.また,名詞的には,「帯電,充電,電荷,充満」などの意味があります.
電子マネーのカードにお金を入れることをチャージといいますが,これは,「請求する,支払う」という意味ではありません.chargeのもつ,物に即した意味で,カードにお金(の記録)を積み増すという感覚でしょう.但し,「帯電させる,充電する,充満させる,電解水素チャージ」のように,カードに何らかの物理量を積み増している,付加しているわけではありません.
言葉の意味,言葉の使い方は,このようにおもしろい変化をしますね.感覚的には,充電するのと同じことですが,増えたお金の残額を電子的に記録しているのです.
| charge | 託す,付託する,負わせる | ||
| charge | 帯電させる,充電する,充満させる | ||
| charge | 帯電,充電,電荷,充満 | ||
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granularity は,「 粒状性,粒度 」という意味を持ちます.これは,model 「モデル」,specification 「仕様」,partition 「分割」などに記述されている構成要素の詳しさ,細かさの度合いを表します.
細かいことを,fine,粗いことをcoarseで表します.fine grained 「細かい粒度の」,coarse grained 「粗い粒度の」をという使い方をします.
モデルの粒度については,細かいときは,fine grained model,あるいは,fine model,粗いときは,coarse grained model,あるいは,coarse modelといいます.同様に,fine grained partition,あるいは,fine partition,粗いときは,coarse grained partition,あるいは,coarse partitionといいます.
| granularity | 粒状性,粒度 ← 粒状の | ||
| fine grained | 細かい粒度の | ||
| coarse grained | 粗い粒度の | ||
| fine grained model | |||
| fine model | |||
| coarse grained model | |||
| coarse model | |||
| fine grained partition | 細かい粒度の分割 | ||
| fine partition | |||
| coarse grained partition | |||
| coarse partition | |||
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"-ity"という接尾辞は,「 ~性,~度」という意味を持ちます.そのようなもののうちで,"XX-lar"という形の形容詞に"ity"が付いて,"XX-larity"という形の名詞になって,「 XX-lar性,XX-lar度」という意味を持つものも多くあります.(XX-larではないものにも,"-ity"は付きます.)
| circularity | 円状,循環性,回覧度 | ||
| clarity | 明瞭性,明確度 | ←clear | |
| granularity | 粒状性,粒度 ← 粒状の | 細かいのがfine, 粗いのがcoarse | |
| fine grained | 細かい粒度の | ||
| fine grained partition | 細かい粒度の分割 | ||
| coarse grained | 粗い粒度の | ||
| modularity | モジュール性,モジュール度 | ||
| perpendicularity | 垂直性 | ||
| popularity | 人気 | ||
| regularity | 規則性 | ||
| irregularity | 不規則性 | ||
| similarity | 類似性,類似度 | ||
| singularity | 特異性,単一性 | ||
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concrete 「具体的,具象的」, abstract 「抽象的」, general 「一般的」の示す意味について述べます.
抽象データ型(abstract data type)と抽象の項で,abstract 「抽象的」について述べました.
abstractやabstractionは,「抽象」と訳すときの「象」とは,かたち,姿,かたどりを意味します.「抽象」は,「かたち,姿,かたどりを外に引き出す」を意味します.これは,対象としているものを特徴づける重要な性質を取り出すことです.一般的ではありませんが,文脈によっては,「抽出」と訳してもいい場合もあります.
abstractionは,「抽象化」で,対象の振る舞いや特性を決定する,本質的な重要な性質を抽出することです.枝葉末節な事柄や実現方法は表に出さない,ということです.曖昧にするとか,現実離れというような意味を強調すべきではありません.
形容詞abstractは,「抽象的」ですが,意味合いは「曖昧な」とは限りません.動詞abstractは,「抽象化する,抽出する,取り出す」です.
抽象という日本語は,事物が一般的にとらえられているという意味と,具体性がない,曖昧という意味があります.abstractも曖昧という意味がありますが,日本では,前者の意味を捨て去ってしまうことが多々ありますので,注意が必要です.
このように見てくると,abstractは,general 「一般的」という言葉に置き換えてもよい場合もあります.
concrete 「具体的」は,abstract 「抽象的」, general 「一般的」という言葉のもつ,一般的な性質を抽出したものというニュアンスに対して,具体的な事物を指します.
concrete exampleは,「具体的な例,現実的な例」です.abstract exampleは,具体的な事物が持つ性質を踏まえた「一般的な例」です.
"Concretely speaking"と"Generally speaking"は,「具体的に述べると」と「一般的に述べると」です.
プログラミング言語で,concrete syntaxとは,ひとつのプログラミング言語の具体的な構文法です.ある分野で使われるプログラミング言語は,それぞれ,concrete syntaxを持ちます.その分野で記述すべき対象や構造が想定でき,それを具体的なプログラミング言語から離れて,必要な構文要素と構文法を記したものを,abstract syntaxといいます.
コンパイラの構文解析が生成するabstract syntax tree 「抽象構文木」 (単にsyntax tree 「構文木」とも呼ぶ)は,どのような,プログラミングの言語でも,例えば,式を挙げると,必ず,operatorとoperandから構成されており,その関係を木構造で表したものです.具体的なプログラミング言語によっては,使われるoperatorには違いがあります.operator, operandについては,「operation, operator, operand, n-ary operation: 演算,演算子,オペランド,n項演算」に記しました.
concreteな事物から,一般的な性質,特性を抽出したとき.abstractという言葉を使うことが多いです.
| concrete | 具体的,具象的 | ||
| abstract | 抽象的 | ||
| general | 一般的 | ||
| concrete example | 具体的な例,現実的な例 | ||
| abstract example | 一般的な例 | ||
| Concretely speaking | 具体的に述べると | ||
| Generally speaking | 一般的に述べると | ||
| concrete syntax | |||
| abstract syntax | |||
| abstract syntax tree | 抽象構文木 | ||
| syntax tree | 構文木 | ||
| operator | |||
| operand | |||
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<ことのはの散策 in 情報,工学,諸々 by 伊藤 潔 >
「同じ,類似,同様」を表す様々な言葉を挙げます.
| same | 同じ | ||
| similar | 同じ,同様な | ラテン語similisから | |
| as well as | 同様な,同様に | A as well as Bは,「Bと同様にAも」と訳されることも多いが,not only B but also Aで,「BばかりでなくAも」の意味.すなわち,同様であることを強調するが,主体は,Aである. | |
| identical | 同じ,同一な | identify:同定する,同一視する,識別する の項で述べたように,identifyが,「頭の中にあるものと同じである」,「分類してあるものと同じである」ということで,「同定する」,「同一視する」という意味で,その形容詞形. | |
| simile | 直喩 | ラテン語similisから | |
| simulation | シミュレーション | ラテン語similisから | |
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<ことのはの散策 in 情報,工学,諸々 by 伊藤 潔 >
applyについて述べます.「申し込む,応募する」という意味もありますが,「適用する,応用する」という意味での使われ方を述べます.
"apply a rule to XX"は,「ルールをXXに適用する」ことです."apply a skill to an activity"は,「ある技術をある仕事(作業)に適用する」ことです.学力: academic ability, literacyの項で述べたように,基本的な知識や知見を,社会や日常の生活の上で,apply 「適用」できる力を学力と呼びます.
様々な分野でコンピュータが適用・活用されています.これは,"pply a computer to a specific domain or activity"ということで,それぞれの業務,仕事,分野に対応します.
application: アプリケーションの項で述べたように,application program, application software, application system, application(アプリケーションプログラム,アプリケーションソフトウェア,アプリケーションシステム,単に,アプリケーション)は,規模の違いはあるかもしれませんが,ほぼ同義です.全て,"apply a computer to a specific domain or activity",すなわち,「ある分野やある作業にコンピュータを適用する」ために開発されたプログラム,ソフトウェア,システムのことです.
訳は,そのまま,アプリケーションプログラム,あるいは,特定用途プログラム,業務プログラム,適用業務プログラム,応用プログラム (プログラムの代わりに,ソフトウェア,システム)など,いろいろあります.「応用」という言葉で間違った解釈がされてしまうこともあります.数学の応用問題のような「応用」ではありません.業務,用途,分野に「適用」するという感覚です.
PCでは,ワードプロソフトや表計算ソフトを示すことが多いですが, より規模の大きなコンピュータ上の業務のプログラムも,application, application programです.
| apply | 適用する,応用する | ||
| apply | 申し込む,応募する」 | ||
| application program | アプリケーションプログラム | ||
| application software | アプリケーションソフトウェア | ||
| application system | アプリケーションシステム | ||
| application | アプリケーション | ||
| skill | スキル | ||
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<ことのはの散策 in 情報,工学,諸々 by 伊藤 潔 >
入学式の時期なので,academic ability, scholastic ability 「学力」という言葉について述べます.言語力の項で述べたabilityを使ったacademic abilityという言葉以外に,literacyを使った言葉を挙げます.
2007年12月5日の各紙で報道されたように,多くの国の15歳を対象とした調査である,経済協力開発機構OECDの2006年の学習到達度調査The Programme for International Student Assessment (PISA)があります.そこには,4つの学力に関する言葉があります.それは,mathematical literacy, problem solving, reading literacy, scientific literacy です.それぞれ,数学的学力,問題解決(能力),読解力,科学的学力です.
literacyは,元々は,読み書きや算術の基本的な能力を示す言葉です.それが,対象が拡がり,読み書きや算術以外に,社会的に必要とされる能力や知識を示すようになっています.例えば,などがあります.literacyを「応用力」と訳してもよいですが,その意味は,基本的な知識を持って,適用できるということです.この「応用」は,「適用」applyです.応用力といっても,advancedなことを示すというよりも,基本的な知識や知見を,社会や日常の生活の上で,適用できる力を示します.
abilityにしろliteracyにしろ,数学的学力,問題解決(能力),読解力,科学的学力を付けていくのは,学校や社会の役目ですね.
<引用文献>
OECD: The Programme for International Student Assessment (PISA)
| ability | 能力 | ||
| literacy | 読み書き算術能力 | ||
| academic ability | 学力 | ||
| scholastic ability | 学力 | ||
| mathematical literacy | 数学的学力 | ||
| problem solving | 問題解決(能力) | ||
| reading literacy | 読解力 | ||
| scientific literacy | 科学的学力 | ||
| computer literacy | |||
| media literacy | |||
| apply | 適用する | ||
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<ことのはの散策 in 情報,工学,諸々 by 伊藤 潔 >
2007年8月17日付けの読売新聞に,”「言語力」育成、脱「ゆとり」も…中教審が指導要領改定へ ”という記事がありました.この言語力というのは,英語では何というのか適当であろうか,考えてみました.
言語力の力は,「能力」だから,言語力は,言語能力でしょう.「能力」の候補としては,capacity, competence, abilityが挙げられます.
capacityは,「収容力,潜在的能力,能力」で,元々持っていたものというニュアンスがある言葉です.
competenceやcompetencyも,「能力」です.この言葉には,compete 「互いに励む,競争する」の意味の「競争力」という意味もあります.相対的,いうニュアンスがあります.カタカナで,「コンピテンス」とよく出てきます.
abilityは,中立的な言葉で,able to doの名詞形だから,「能力」に充てるのが,適切だと思います.教育の中で培っていく力ということで,abilityを充てるのがいいと思いました.
ということで,abilityが適切であろうと思いました.それで,いくつか,文献をあたってみました.{山田雄一郎著:英語力とは何か,大修館書店,2006]という本のpp.99-101に,language ability, ability in language useという用語が示されていました.これが,「言語力,言語能力」です.
| language ability | 言語力,言語能力 | ||
| ability in language use | 言語力,言語能力 | ||
| ability | 能力 | ||
| able to do | |||
| capacity | 収容力,潜在的能力,能力 | ||
| competence | 能力,競争力,コンピテンス | ||
| competency | 能力,競争力,コンピテンシ | ||
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<ことのはの散策 in 情報,工学,諸々 by 伊藤 潔 >
readabilityは,「読みやすさ,判読しやすさ」です.これは,XX-able:XXできる,XX可能,XXしやすいの項で述べたように,readable, すなわち,"able to be read"で,「判読しやすい,読める,読みやすい」ということになります.
一方,読解力は,「読む能力がある」"able to read"の名詞形で"ability to read"となります.もう少し,言葉を足すと,"ability to read and comprehend"です.
readabilityは,「文書や本が読みやすい」ことに対して,「読む能力がある」のは人です.
| readable | 判読しやすい,読める,読みやすい | able to be read | |
| readability | 読みやすさ,判読しやすさ | ability to be read | |
| ability to read | 読解力 | ||
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XX-ableは,「XXできる,XX可能,XXしやすい」という意味を表します.XXが動詞のとき ,XX-ableは,多くの場合,"able to be XXの過去分詞"ということになります."able to XX"ではありません.
例えば,readableは,"able to be read"で,"able to read"ではありません.意味は,「判読しやすい,読める,読みやすい」ということになります.「読む能力がある」ということではありません.
This requirements specification is readable."は,"This specification is able to be read"ということで,「読める要求仕様であること,要求仕様は読みやすい」ということを表します.
XX-ability, XX-bilityは,「XXできること,XX可能なこと」という意味を持ちます.これは,"able"に"-ity"が付いて,「XXできるという性質をもつこと,XXできる度合,XXできる能力」ということです.readabilityは,「読みやすさ,判読しやすさ」です.
| -able | XXできる XXしやすい |
||
| acceptable | 受理可能,しやすい | ||
| accessible | アクセス可能,しやすい | ||
| adaptable | 適合可能,しやすい | ||
| adjustable | 調整可能,しやすい | ||
| reacheable | 到達可能,しやすい | ||
| readable | 判読しやすい,読める,読みやすい | ||
| readability | 読みやすさ,判読しやすさ | ||
| responsible | 応答可能,しやすい | ||
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stateとconditionは,共に「状態」と訳されます.conditionは「条件」とも訳すことがあります.ある条件を持っていることを状態と言えるので,その条件のことを言うのか,状態のことを言うのかによって,情報の分野で,conditionを「条件」か「状態」のいずれかを使っているようです.
statusは,状態を表示している感覚ですが,stateと同様に,単に「状態」と訳していることも多いです.
| state | 状態 | ||
| condition | 条件,状態 | ||
| status | 状態,状況 | ある状態を表示していることを指す | |
| state transition | 状態遷移 | ||
| state transition | 状態推移 | 確率的な事象の推移を扱う場合 | |
| state transition diagram | 状態遷移図 | ||
| state transition diagram | 状態推移図 | 確率的な事象の推移を扱う場合 | |
| conditional branch | 条件分岐 | ||
| status word | 状態語 | コンピュータ内の状態を表す語 | |
| status bit | 状態ビット | ||
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分類に関する様々な語を列挙します.
| classify | 分類する | class(同種の物の集まり)に分けること | |
| classification | 分類,区分 | ||
| categorize | 分類する | ||
| category | 分類,範疇 | ||
| group | グループ,グループにまとめる | 同種の物を1つのグループにする(全体に対して続ければ,分類したことになる) | |
| grouping | グループにまとめること | ||
| sort | 分類する,並べ替える | 「分類して並べ替える」という意味が強い | |
| sorting | 分類,並べ替え | sorting in alphabetical order 「アルファベット順の分類」 sorting in ascending order 「昇順の分類」 sorting in descending order 「降順の分類」 | |
| taxonomy | 分類法 | system for classification とも呼ぶ | |
| Dewey Decimal System 十進分類法 | |||
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alternative 「代替え的な,代替案,代替,選択案」は,何かの案,何かを満足するものが複数ある状態,あるいは,その一つ一つの案,満足するもの自体を表します.二者択一とは限りません.
例えば,”There are four alternatives for the essential decision making”. は,「その重要な意志決定には,4つの代替案がある」で, "another alternative method for dealing with secondary storage management"は,「補助記憶管理を扱うもう一つの選択的な方法」です.
option 「選択,選択肢」は,選択可能なものを表します.
default 「既定設定,初期設定,省略時解釈,省略されたときの選択肢,デフォルト」は,alternativeやoptionがある時に,指定しない場合に暗黙的に定められている案やものを表します.例えば,The default values of all variables are zero"は,「全ての変数の初期設定値はゼロである」です.
| alternative | 代替え的な,代替案,代替,選択案 | ||
| option | 選択,選択肢 | ||
| default | 規定設定,初期設定,省略時解釈,省略されたときの選択肢,デフォルト | ||
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もしかしたら,あまり,意識されないで使われているかも知れない,「向き」と「向け」のニュアンスの違いについて述べます.
例を挙げると,「学生向き資料」,「学生向け資料」があります.
「向き」を使った「学生向き資料」は,資料は学生向きである.学生に適した資料である,という意味を持つことが多いです.
一方,「向け」を使った「学生向け資料」は,この資料を学生に向けて作った,という意味をもちます.「向け」には,「適する」という意味も内在するが,「適する」の意味はそれほど強くはありません.
「向く」は,自動詞で,五段活用((向か,向こ),向き,向く,向く,向け,向け)します.「向き」は,「向く」の連用形で,「向きます,向いて(向きて)」のように使われるますが,連用形は単独で,名詞化し,「学生向き」の「向き」は名詞です.
「向ける」は,他動詞で,下一段活用(向け,向け,向ける,向ける,向けれ,向けよ)します.「向け」は,「向ける」の連用形で,「向けます,向けて「のように使われますが,連用形は単独で,名詞化し,「学生向け」の「向け」は名詞です.
「向き」は,「向き不向き,初心者向き」 というように,「対象に適した,合った」という意味があります.
「向け」は,本来は,「方向,行き先,宛先,対象」を示すときに使います.
「日本人向き商品」は,日本人に向いた商品で,「日本向け商品」は,日本に向けた,すなわち,日本に発送する商品です.「日本人向け商品」は,日本人を対象にした商品です.
対象に適しているという意味を表すときには,「向き」です.対象を限定するという意味を強調してを表したい時は,「向け」です.
XX-aided MM とYY-oriented BB の項で述べたように,YY-oriented BBのような形の時,対応する能動形の主語は,出てきている二つの名詞(YYとBB)以外の第三者です.すなわち,「誰かが,BBをYY向きにした」を受動形のフレーズにして,出てくる単語の順序を変えて,前置詞toを省略したものです.Object-oriented analysisは,analysis oriented to object で,オブジェクトに適応する分析,オブジェクトに向けられた分析,オブジェクトに適した分析,オブジェクト指向分析です.これは,分析法自体がオブジェクトに向いている訳で,「向き」と「向け」を使うなら,「向き」が適切だと,私は思います.
システムのモデルや開発法を考案したときに,「向き」と「向け」を使うなら,どちらでしょうか?
私は,対象に適したものを考案したのだから,「向き」を使いますが,どうでしょうか? 例えば,リアクティブシステム向きドメインモデル,道路交通分析向け流体モデル,リアルタイムシステムの設計向きプロトタイピング手法,設計仕様化向きソフトウェアプロトタイピング というものです.
以上のように,「向き」と「向け」は,本来は,ニュアンスが違うものです.もっと簡単な言葉があります.「XX向き,XX向け」と言わないで,「XX用」と言って通じます.意を表しますが,味も素っ気もないかも知れません.
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misspelling 「綴り間違い,誤字」は,アルファベットの単語の綴り間違いです.omission 「脱字」は,必要な文字を落としてしまうことです.
誤字については,手書きを含めて,wrong characterです.印刷したものの誤字は,misprintです.タイプや活字の誤字は,typo 「誤植」といいます.これは,もともと,typographical errorの略です.
incorrect collating, missing page:乱丁,落丁を参照のこと.
誤字や脱字の修正をする校正については,proof: 校正,校正刷り を参照のこと.
misspelling |
綴り間違い,誤字 |
||
| omission | 誤字 | ||
| wrong character | 誤字 | ||
| misprint | 誤字 | ||
| typo, typographical error | 誤植,誤字 | ||
| typography | 活版印刷 | ||
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missing page 「落丁」は,本や冊子のページが抜けていることです.incorrect collating 「乱丁」は,ページの順序が乱れていることです.「丁」は,本や冊子の表裏のページのことです.collating pages 「丁合」はページの順序通りに揃えることです.
同僚は,ウェブ上にある論文が乱丁だった時,その様を,"The downloaded is topsy-turvy with the article beginning on page 25." と言っていました.
missing page |
「落丁」 |
||
| incorrect collating | 「乱丁」 | ||
| collating pages | 「丁合」 | ||
| topsy-turvy | 混乱した | ||
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学会の会員に関する言葉を多く並べます.
| 英語 | 意味 | |
| society | 学会 | |
| membership | 会員,会員資格 | |
| member | 会員 | |
| regular member | 正会員 | |
| student member | 学生会員 | |
| corporate member | 法人会員 | |
| senior member | 上級会員 | |
| fellow member | 上級会員 | |
| fellowship | 上級会員資格 | |
| honorary member | 名誉会員 | |
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論文に関する言葉を多く並べます.
学会の会議に関しては,別稿で. 学会の刊行物に関しては,別稿で 論文の構成については,別項で.
| 英語 | 意味 | |
| paper | 論文 | |
| thesis | 論文 | |
| degree thesis | 学位論文 | |
| doctoral thesis | 博士論文 | |
| master thesis | 修士論文 | |
| graduation thesis | 卒業論文 | |
| dissertation | 論文 | |
| doctoral dissertaion | 博士論文 | |
| society | 学会 | |
| journal | 会誌,論文誌 | |
| transaction | 論文誌 | |
| online journal | (紙冊子ではないウェブ上の)オンラインジャーナル | |
| international journal | 国際的なジャーナル | |
| bulletin | 機関誌,紀要 | |
| university bulletin | 大学紀要 | |
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underlieは, 「~の基礎をなす」で,underlyingは,その現在分詞です.mechanism underlying XX development は,「XXの進歩の基礎となるメカニズム」であり,assumption underlying YY theoryは,「YY理論の基礎となる仮定」を表します.
形容詞的に使われて,underlying concept は,「基本概念,基礎概念」であり,underlying technology 「基礎技術」です.
| underlie | ~の基礎をなす | ||
| underlying | ~の基礎となる | ||
| mechanism underlying XX development | XXの進歩の基礎となるメカニズム | ||
| assumption underlying YY theory | YY理論の基礎となる仮定 | ||
| underlying concept | 基本概念,基礎概念 | ||
| underlying technology | 基礎技術 | ||
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様々なprogram construct 「プログラム構文,プログラム構成要素」について述べます. constructは,「ある規則に従って構造をもっている,構成体,構成要素,構成概念,構造物,構文」です.
C言語ならそのsyntax 「構文規則,構文法」に従ってプログラムを書きます.そのsyntaxに従わないで,プログラムを書いたら,それは,syntax error 「構文エラー,文法エラー」として,compiler 「コンパイラ」によって検出されます.これは,program bug 「プログラムバグ」とは異なります.
programming language 「プログラミング言語」とそのsyntax 「構文規則,構文法」によって,program construct 「プログラム構文,プログラム構成要素」は異なるところがありますが,代表的なものを列挙します.
| 英語 | 日本語 | |
| sentence | 文 | |
| statement | 文(プログラム言語の時) | |
| module | モジュール routine =< module =< application =< system | |
| sub-module | サブモジュール | |
| main program | メインプログラム,主プログラム routine =< module =< application =< system | |
| subprogram | サブプログラム | |
| routine | ルーチン routine =< module =< application =< system | |
| subroutine | サブルーチン | |
| procedure | 手続き routine =< module =< application =< system | |
| function | 関数 function: 関数,機能 | |
| recursive program | 再帰的プログラム,リカーシブプログラム recursive and reentrant:再帰的と再入可能 | |
| reentrant program | 再入プログラム,リエントラントプログラム recursive and reentrant:再帰的と再入可能 | |
| block structure | ブロック構造 | |
| nesting structure | ネスト構造 | |
| class | クラス | |
| instance | インスタンス | |
| assignment statement | 代入文 式(expression)と代入(assignment) | |
| input statement | 入力文 | |
| output statement | 出力文 | |
| a | sequence structure | 順次構造 |
| b | selection structure | 選択構造 |
| branch structure | 分岐構造 | |
| CASE statement | ケース文 | |
| IF statement | イフ文 | |
| c | repetition structure | 繰り返し構造,反復構造 |
| WHILE_DO statement | ||
| REPEAT_UNTIL statement | ||
| FOR statement | ||
| construct | 構文,構成要素 | |
| syntax | 構文規則,構文法 | |
| syntax error | 構文エラー,文法エラー | |
| program bug | プログラムバグ | |
| programming language | プログラミング言語」 | |
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preliminary「準備的な,準備段階の,前段階の」の付いた様々な言葉があります.preliminary XXは,重要な何らかの準備段階や前段階の状態であることを表します.XXは重要な事柄であり,XXを最終的には,作ったり行ったりするが,preliminary XXは,その前段階で,作ったり行ったりすることを表します.
advanced program は,会議などのほぼ確定のプログラムですが,開催に日数がある時期に,案内用などに作られるプログラムを,preliminary programと呼びます.
preliminary study, preliminary schedule, preliminary plan, preliminary examination, preliminary analysis等の使い方があります.
| preliminary | 準備的な,準備段階の,前段階の | ||
| preliminary program | |||
| advanced program | (進んだ)詳細なプログラム | 会議など | |
| preliminary study | |||
| preliminary schedule | |||
| preliminary plan | |||
| preliminary examination | |||
| preliminary analysis | |||
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2007年8月19日 (2周年)
順序の前と後ろを表す接頭辞にpreとpostがあります.これらが付いたいくつかの言葉を見ていきます.preとpostが対応していない言葉も多くあります.
-fixの項でも述べたように,prefix 「接頭辞」は,別の語の前に付いて共通の意味を付け加えます.数多くあります.
postfix,または,suffix 「接尾辞」は,別の語の後に付いて共通の意味を付け加えます.数多くあります.
-fixの項でも述べたように,infix notation 「中置記法」は,通常の式の表し方で,2つのoperand 「演算対象」をもつbinary operator 「2項演算子」では,演算子は,2つの演算対象の間に置きます.postfix notation 「後置記法」は,演算子は,2つの演算対象の後ろに,prefix notation 「前置記法」では,2つの演算対象の前に置きます.
infix notationで,A=(B*C+D-E/4)/(B+C*4)は,postfix notationで,ABC*D+E4/-BC4*+/= です.また,prefix notation で, =A/-+*BCD/E4+B*C4 です.ここで,代入の"="も2項演算子と考えています.
何かを並べている順番で,たとえば,A → X → Bと並んでいるとlきに,AをXのpredecessor,BをXのsuccessorと呼びます.ネットワークやグラフのとき,Aをpredecessor node (vertex),Bをsuccessor node (vertex)と呼びます.
script-: 書くこと,書いたもので述べたように,prescribeは,「(前もって)指示する,処方する」で,字面は対応しませんが,postscriptは,「あとがき,追伸」です.
advance: 先に進むの項で述べたように,preliminaryは「準備的な,前段階の」で,会議や催し物のpreliminary programは「準備的なプログラム,暫定的なプログラム」です.時が進み,プログラムが確定したときは,advanced program「(進んだ)詳細なプログラム」は,postが付いたprogramは,意味上はあり得ません.
evaluation(評価)は,2種類の項で述べたように,evaluationには,pre-evaluation(事前評価)とpost-evaluation(事後評価)があります.pre-evaluationは,ものやシステムができる前,分析時,設計時に行うプロセス で,estimation (見積もり,予測)とも呼ばれます .post-evaluationは,ものやシステムができた後に行うプロセス です.
データ構造の2分木(binary tree)で,木の根のノード(root node)RNの左下の部分木(sub-tree)をST-L,右下の部分木(sub-tree)をST-Rとするとき,この木のノードを順に辿る(traverse)方法が3通りあります.
RN → ST-L → ST-R というように,根のノードを最初に調べる方法をpre-order, ST-L → ST-R → RNというように,根のノードを最最後に調べる方法をpost-order,ST-L → RN→ ST-R というように,根のノードを中間で調べる方法をin-orderといいます.ST-LやST-Rの中でも,それぞれ同様の順で,traverseします.このorderは,「順序」を表します.
前もって優先順位の高いものが,割り込んでくることをpreemptといいます.
先に延ばすことを,postpone「延期する」といいます.
| prefix | 接頭辞 | ||
| postfix | 接尾辞 | ||
| suffix | 接尾辞 | ||
| postfix notation | 後置記法 | ||
| prefix notation | 前置記法 | ||
| infix notation | 中置記法 | ||
| predecessor | 先行 | ||
| successor | 後続 | ||
| prescribe | (前もって)指示する,処方する | ||
| postscript | あとがき,追伸 | ||
| preliminary | 準備的な,前段階の | ||
| preliminary program | 準備的なプログラム,暫定的なプログラム | ||
| advanced program | (進んだ)詳細なプログラム | ||
| evaluation | 評価 | ||
| pre-evaluation | 事前評価 | ||
| estimation | 見積もり,予測 | ||
| post-evaluation | 事後評価 | ||
| 2分木 | binary tree | ||
| 根のノード | root node | ||
| 部分木 | sub-tree | ||
| traverse | |||
| pre-order | |||
| post-order | |||
| in-order | |||
| order | 順序 | ||
| preempt | |||
| postpone | 延期する | ||
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ある容器に外から物が入ります.ある時間,そこに滞在して出て行きます.複数の物がその容器に入るとします.このような状況で,次のようなパラメータを考えることができます.
◎N: number of entries 「入って来た物の総個数」
◎D:duration time of one entry 「1個の滞在時間」
◎CN: current contents, current number of entries 「現在個数,現在の滞在数」
観測したい量として,
▲AT: average time 「平均滞在時間」
▲AL: average contents, average length 「平均滞在量,平均滞在長」
もし,Dが既知ではなく,すなわち,他の要因で滞在時間が左右されるのであれば,例えば,他の物の影響で待たされたりするということであれば,ATを求めるために,DとNを観測する必要があります.それらが観測されていれば, AT = (ΣD) / N となります.
また,観測を開始してからの経過時間をSTとすれば,AL = (ΣD) / ST となります.
これらは,utilization rate: 稼動率, use rate: 使用率, occupation rate: 占有率の稿で述べたように, 「累積」を「入った個数」で割れば, 「平均時間」です.これまでの「経過時間」で割れば,「平均量,平均長」です.
容器に容量Cがあれば,占有率=AL/Cとなります.容量がない待ち行列などの場合は,占有率などは考えません.平均滞在時間や平均滞在長を考えます.容量が1のもので主体的なものであれば,それを稼動できる主体と想定すれば,稼動率になります.
| accumulation | 累積 | ||
| average | 平均 | ||
| utilization rate | 稼動率 | ||
| use rate | 使用率 | ||
| occupation rate | 占有率 | ||
| average time | 平均滞在時間 | ||
| average contents | 平均滞在量,平均滞在長 | ||
| average length | 平均滞在量,平均滞在長 | ||
| capacity | 容量 | ||
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source「元,源,起点」は,いろいろな所で使われます.
information sourceは,「情報源」です.
ネットワークやグラフの2つのノードに矢印が付いている場合,矢印の本のノードを,source node,矢印の先のノードを,sink nodeと呼びます.2つのノードが,幾つかの別のノードをその間の矢印を経由して繋がっている場合も,2つのノードの初めと終わりをsource node, sink nodeと呼びます.時には,source node, destination nodeと呼ぶときもあります.source nodeで情報が発生して,sink nodeで情報が使われれる,消滅すると捉える場合もあります.
プログラミング言語で書かれたプログラムをsource programと呼び,コンパイルされて,object programになります.source code, object codeと呼ぶ場合もあります.
open sourceというのは,ソースプログラムが公開されていて,それを自由に利用できるプログラムのことです.
| source | 元,源,起点 | ||
| source node | |||
| sink node | |||
| source node | |||
| destination node | |||
| source program | |||
| object program | |||
| source code | |||
| object code | |||
| open source | |||
| information source | 情報源 |
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-ceed,あるいは,-cedeは,進行を表す動詞になります.その名詞形には,-cessが付くことが多いです.
exceedは,超えて進んでいくことで,「超える」,execessは,超えていることで,「過多,超過,増分」を表します.
proceed は,,前を進んでいくことで,「続ける,進行する」, processは,進んでいくもので 「進行,過程,処理」を表します.proceedingは,「引き続いて起きている」です.
recede は,,後ろへ戻ることで,「後退する」,recessは,「休会,休憩」で,「後退」という意味はもたないようです.
succeed は,後ろを行くことで,「続く」,succeedingは,「続いた」, succeeding nodeは,「一つ後のノード」,succeeding chapter は,「次章」です.succeed, success は,結果が良かったという意味で,「成功する,成功」ということも表します.
precedeは,前を行くことで,「先に起こる」,precedingは「先の,一つ前の」,preceding nodeは,「一つ前のノード」,preceding chapterは,「前章」です.precessは,「前進する」で,これは,上の -cessと作りが異なります.その名詞は,precession「前進」です.
| exceed | 超える | 超えて進んでいく | |
| excess | 過多,超過,増分 | ||
| excess-3-code | 3増し符号 | ||
| proceed | 続ける,進行する | 前を進む | |
| process | 進行,過程,処理 | ||
| proceeding | 引き続いて起きている | ||
| recede | 後退する | 後ろへ戻る | |
| recess | 休会,休憩 | 後退ではない | |
| succeed | 続く,成功する | 後ろを行く | |
| success | 結果が良かった,成功 | ||
| succeeding | 続いた | ||
| succeeding node | 一つ後のノード | ||
| succeeding chapter | 次章 | ||
| precede | 先に起こる | 前を行く | |
| precess | 前進する | これは,上の -cessと作りが異なる | |
| precession | 先進 | ||
| preceding | 先の | ||
| preceding node | 一つ前のノード | ||
| preceding chapter | 前章 | ||
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コンピュータシステムや情報システム内の構成要素を,resource 「資源」と呼びます .
オックスフォード英語辞典によると,resourceとは,「効果的に機能するために,人や組織によって引き出すことができる,お金,資材,スタッフ,その他の資産のストックやサプライ」です.
コンピュータシステムや情報システムには,hardware resourceとして,CPU,入出力機器,記憶装置,ネットワーク機器などが,software resourceとして,OS,各種ユーティリティプログラム,様々なアプリケーションプログラムが,data resourceとして,共通に使われるデータやデータベースがあります.
| resource | 資源 | ||
| hardware resource | |||
| software resource | |||
| data resource | |||
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busy state 「ビジィ状態」は,resource 「資源」が使われている,あるいは,資源が稼動している状態を指します.idle state 「アイドル状態」は,資源が使われていない,稼動していない状態 を指します.utilization rate 「稼動率」は,
稼動率= (ビジィ状態の時間総和) / {(ビジィ状態の時間総和)+(アイドル状態の時間総和)}
稼動率(utilization rate),使用率(use rate) 占有率(occupation rate)の稿で,見たように,
稼動率 = 稼動時間の総和/システム運転時間
稼動時間の総和は,ビジィ状態の時間総和を言い換えたもので,システム運転時間は,着目している資源の,(ビジィ状態の時間総和)と(アイドル状態の時間総和)の和です.
| busy state | ビジィ状態 | ||
| idle state | アイドル状態 | ||
| resource | 資源 | ||
| utilization rate | 稼動率 | ||
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private use 「専用」とcommon use 「共用」について述べます.
複数の人や組織が1つのものを共用することを,common use, public use, shared useといいます.一方,ある人や組織が,単独で使用することを,private use, dedicated useといいます.
private channel, private lineは,「専用回線」で,commonやpublicが付くと,「共用回線,公衆回線」です.
private networkは,「専用ネットワーク」で,public networkは,「共用ネットワーク」です.virtual private networkは,本来は,private network「専用ネットワーク」ではありませんが,暗号化などを行って,セキュリティを向上させて,「実質的にprivate network」そのものとして機能していることをいいます.
よく似た言葉のように思われることがありますが,general purpose 「汎用」は,用途や目的が一般的,用途や目的を超えて共通的に使われるという事です.special purpose 「専用」 は,1つの用途や目的に限ることをいいます.
| private use | 専用 | ||
| private use | 専用 | ||
| dedicated use | 専用 | ||
| common use | 共用 | ||
| public use | 共用 | ||
| shared use | 共用 | ||
| private channel | 専用回線 | ||
| private line | 専用回線 | ||
| public channel | 公衆回線 | ||
| public line | 公衆回線 | ||
| private network | 「専用ネットワーク」 | ||
| public network | 共用ネットワーク | ||
| virtual private network | |||
| general purpose | 汎用(用途,目的) | ||
| special purpose | 専用(用途,目的) | ||
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| engineering | 工学 | ||
| engineering science | |||
| engineering process | |||
| engineer | エンジニア | ||
mechanical engineering |
機械工学 |
||
electrical engineering |
電気工学 |
||
| electronics engineering | 電子工学 | ||
| electronics | 電子工学 | ||
software engineering |
ソフトウェア工学 |
||
requirements engineering |
要求工学 |
||
systems engineering |
システム工学 |
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"universe"が付いた用語を多くあります.
ジーニアス英和大辞典によると,"universe"は「全体の,一つになった」を表す言葉です.
情報の分野の用語(そうでないのもありますが)を列挙します.
universe of discourseは,「議論の領域,全体集合」です.集合でUと書くものです.
universalは,「一般的な,全般的な,全体的な目的に適う」という意味です.
universal resource locator (URL)は,http://とかhttps://で始まる,インターネット上の情報のアドレスです.
universal serial bus (USB)は,コンピュータと周辺機器を接続する規格です.
universalizeは,「一般化する,普遍化する」です.
university 「大学」は,構成員皆が一つになって学問や真理を探究する場というのが原義です.
| universe | 全体の,一つになった | ||
| universe of discourse | 議論の領域,全体集合 | 集合でUと書く | |
| universal | 一般的な,全般的な,全体的な目的に適う | ||
| universal resource locator | URL | ||
| universal serial bus | USB | ||
| universalize | 一般化する,普遍化する | ||
| university | 大学 | ||
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sharing「共有」は,単独で使用したり所有するものをが,
(1)高価であり単独使用が不経済であるために,あるいは,(2)個々に所有すると互いに不整合を生ずるために,単一のものを共有して保持し使用することを意味します.
以下にshareできるものを並べます. 情報やデータの共有は,(2)の意味合いで使われます.
| CPU sharing | |||
| data sharing | |||
| disk sharing | |||
| file sharing | |||
| information sharing | |||
| memory sharing | |||
| printer sharing | |||
| time sharing | |||
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プログラムの実行方法は二つに大別されます.コンパイラ方式とインタプリタ方式です.
コンパイラ方式では,完成したsource program 「ソースプログラム」をcompiler 「コンパイラ」により,syntactical analysis 「文法解析」し,linker 「リンカ」などの処理を経て,machine language 「機械語」のプログラムへ変換して,それを実行します.C言語,Fortran,Cobolなどのプログラムは,この方式で実行されています.
インタプリタ方式では,interpreter 「インタプリタ」で,ソースプログラムを1文ずつその意味を解釈しながら,実行します.機械語に変換せずに模擬的に実行しています.Basic, Lisp, Prolog,Javaなどのプログラムは,この方式で実行されています.インタプリタは,プログラムを1行ずつ解釈して実行していく言語プロセッサです.機械語によるobject program 「オブジェクトプログラム」は生成しません.
プログラム文を1文ずつ機械語に変換していく方式が,インタプリタである,という説明が見受けられますが,それは,インタプリタの1つの実現方式です.多くの場合,インタプリタ方式では,機械語に変換することなく,ソースプログラムの解釈と実行をインタプリタというソフトウェアが模擬的に行う方式です.
この方式では,プログラム作成途中であっても,実行させて,その実行結果をinteractive 「対話的」に確認しながら行えるという利点があります.プログラムの誤りの修正が比較的容易 になるという利点です.しかし,毎回,解釈と模擬的実行を行うので,コンパイラ方式に比べて,実行速度が遅くなる,という欠点があります.
このため,インタプリタ方式でも,前もって,ソースプログラム全体を文法解析し,言語構成要素を識別し,intermediate language 「中間言語」のプログラムに変換する方式があります.この中間言語は,実際の機械語ではありません.インタプリタは,実際の機械ではそのままでは動かない,中間言語のプログラムを模擬的に実行します.
ここまで,模擬的に実行という言葉を使ってきました.Wという言語があって,Wで書かれたソースプログラムを解釈し模擬的に実行するインタプリタがあるとき,これを使う人にとっては,そのコンピュータが,どんな仕組みで,どんな機械語で動いているか知らなくても,Wという言語のレベルで,逐一解釈してくれる機械があるように見えます. これは,W virtual machine という考え方になります.
virtual 「仮想的」の稿で述べたように,英語でのvirtualは,“仮想的 = 実質的”のニュアンスが強い言葉です.仮の想定と言いながら,「実質的にはそのもの」という感覚です.“virtual XX”という言葉は,「表面的には,あるいは名目上はXXではないが,実質的にXX」ということになります.
W virtual machineという言葉は,実質的にWを実行するmachineということになります.あるコンピュータを,W virtual machineにするためには,そのコンピュータのoperating system (OS) 「オペレーティングシステム」上で稼動できるW言語のインタプリタを作っておけばよいことになります.
先ほど述べたように,ソースプログラムを毎回逐次解釈するのは効率的でないため,これを中間言語のプログラムに変換するソフトウェアと,この中間言語のプログラムを実行するインタプリタを作っておく方式が行われます.Basicで採用されている方式です.例えば,Basicで,標準的な中間言語があり,これへの変換とその後のインタプリタをOS毎に作っておけば,それらのコンピュータは,”Basic” virtual machineになります.
Java virtual machine (Java VM)も同様です.中間言語は,Java VMの機械語とみなすことができます.しかし,本当の機械語ではなく,あくまで,中間言語で書かれたプログラムは,インタプリタで実行されます.
| source program | ソースプログラム | ||
| compiler | コンパイラ | ||
| syntactical analysis | 文法解析 | ||
| linker | リンカ | ||
| machine language | 機械語 | ||
| interpreter | インタプリタ | ||
| object program | オブジェクトプログラム | ||
| interactive | 対話的 | ||
| intermediate language | 中間言語 | ||
| virtual machine | |||
| virtual | 仮想的 | ||
| Java virtual machine (Java VM) | |||
| operating system (OS) | オペレーティングシステム | ||
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<ことのはの散策 in 情報,工学,諸々 by 伊藤 潔 >
explicate, implicateの持つ明示的な語感と暗黙的な語感に関して述べ,関連の言葉を葉を並記して列挙します.
ジーニアス英和大辞典によると,ex-は「から外へ」,im-は「中へ」を表す接頭辞です.
explicateは,「顕在化する,明らかにする,明確にする,説明する,解明する」こと,implicateは「意味している,含んでいる,暗に意味する,暗に示す」ことを表します. 前者とその関連する言葉は,言葉で直接的に説明しているという明示的な語感です.後者とその関連する言葉は,言葉では表さず,暗に意味しているという暗黙的な語感です.
動詞で,imply 「暗に意味する,含意する」があります.
名詞として,explication 「説明」とimplication 「意味合い,含蓄」があります.形容詞として,explicable 「説明できる,解説できる」,explicative 「説明的な,解説的な」,implicative 「含意のある,言外の意味がある」があります.
また,explicit 「明示的な,直接的な」とimplicit 「暗黙的な,間接的な」や,その副詞形のexplicitly 「陽に」とimplicitly 「陰に」は,よく使われます.あることが,言葉で,説明や定義されているときは,explicitに説明,言及されていると言い,そのことを,はっきりとした言葉ではありませんが,そのこと自体を指して述べているとき,implicitに説明,言及されていると言います.
数学でexplicit function 「陽関数」とimplicit function 「陰関数」があります.前者は,y=f(x)の形式で書いたもの,後者は,g(x,y)=0の形式で書いたものです.前者は,yとxの関数の関係が陽に見えます.
論旨から少し外れますが,explicateの訳として,あるいは,訳としてではなくても,時々見かける「明るみにする」という言葉は,日本語の誤用です.
明鏡国語辞典に”「明るみになる」「明るみにする」は、それぞれ「明るみに出る」「明るみに出す」と「明らかになる」「明らかにする」との混同から来た誤用”とあります.
「み」は,ある状態,あるいは,そういう状態を持った場所を示す言葉で,「明るみ」は,明るい場所を示します.「明るみに出る」や「明るみに出す」は,隠されていたことを表に出す,明るい所に出すという意味で,良いことを表に出すという意味では,あまり使われません.explicateや「顕在化する,明らかにする」は,その対象が,良いことであるとか,そうでないことであるとかは,関係なく,どちらでも使えます.
| explicate | 顕在化する 明らかにする 明確にする 説明する 解明する |
||
| implicate | 意味している,含んでいる, 暗に意味する,暗に示す |
||
| imply | 暗に意味する,含意する | ||
| explication | 説明 | ||
| implication | 意味合い,含蓄 | ||
| explicable | 説明できる,解説できる | ||
| explicative | 説明的な,解説的な | ||
| implicative | 含意のある,言外の意味がある | ||
| explicit | 明示的な,直接的な | ||
| implicit | 暗黙的な,間接的な | ||
| explicitly | 陽に | ||
| implicitly | 陰に | ||
| explicit function | 陽関数 | ||
| implicit function | 陰関数 | ||
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<ことのはの散策 in 情報,工学,諸々 by 伊藤 潔 >
static 「静的な」は,実行や処理の前にある動作を既に行っていることを意味し,dynamic 「動的な」は,必要に応じて処理中にある動作を行うことを意味します.
dynamic allocation 「動的割り付け」というのは,プログラムの実行時に必要に応じて,主記憶上に変数領域やデータ領域を割り付けることをいいます.このようにすると,可能性のある領域を実行前に全て用意する必要がなく,主記憶の無駄な使用が削減されます.全て要しておくことは,static allocation 「静的割り付け」といいます.割り付けられる変数を,それぞれ,dynamic variable 「動的変数」,static variable 「静的変数」といいます.dynamic allocation 「動的割り付け」は,実行時に領域の確保・割り付けを行うので,その処理に要する時間がかかります.
オブジェクトモジュールの静的リンキングと動的リンキングについて述べます.
従来,source program module 「ソースプログラムモジュール」がcompile 「コンパイル」されて,object program module 「オブジェクトプログラムモジュール」が出力されます.その後,linkage editor 「リンケ-ジエディタ」によって結合されるものは,必要なオブジェクトプログラムモジュ-ルが結合され,load program module 「ロ-ドプログラムモジュ-ル」が出力されます.
このロ-ドプログラムモジュ-ルは,その実行時に様々な入力デ-タを受け取って,様々な判断と分岐を行って処理を行います.入力デ-タやその処理によっては使用されないオブジェクトプログラムモジュ-ルも,リンケ-ジエディタで結合されています.このロ-ドプログラムモジュ-ルは,ソースプログラムのレベルで考えられる全ての場合に対処できるように,必要な全てのオブジェクトプログラムモジュ-ルを結合したものです.このため,その記憶領域は大きくなり.このような形態の結合方式を,static linking 「静的リンキング,静的結合」とよびます.
以上の静的リンキングに対して,dynamic linking 「動的リンキング,動的結合」があり,プログラムの実行時に必要に応じてオブジェクトプログラムモジュ-ルの領域を主記憶上に割り付けて結合するため,記憶容量が少なくて済みます.もちろん,その処理に要する時間がかかります.
Windowsの内容識別子.dllは,dynamic link library の略であり,必要に応じて主記憶上に呼び出されて実行されるモジュールです.まさに,dynamic linkingです.
変数やモジュールの動的な結合のことを,dynamic bindingとよぶこともあります.
dynamic analysis 「動的な分析」は,モデルの構造のみではなく,モデルの動的な振る舞いを分析することを意味します. dynamic model 「動的モデル」は, 構成要素の関係だけで表したモデルではなく,動的な振る舞いも記述したモデルです.
static RAMとdynamic RAMは,後者が,一定時間間隔で記憶内容の再書き込み(refresh)を行う必要がある記憶素子で,dynamicという名称が使われています.
| static | 静的な | ||
| dynamic | 動的な | ||
| dynamic allocation | 動的割り付け | ||
| static allocation | 静的割り付け | ||
| dynamic variable | 動的変数 | ||
| static variable | 静的変数 | ||
| static linking | 静的リンキング,静的結合 | ||
| dynamic linking | 動的リンキング,動的結合 | ||
| .dll,dynamic link library | |||
| dynamic binding | 動的結合,動的束縛 | ||
| dynamic analysis | 動的分析 | ||
| dynamic model | 動的モデル | ||
| static RAM | |||
| dynamic RAM | |||
| source program module | ソースプログラムモジュール | ||
| object program module | オブジェクトプログラムモジュール | ||
| load program module | ロ-ドプログラムモジュ-ル | ||
| compile | コンパイル | ||
| linkage editor | リンケ-ジエディタ | ||
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<ことのはの散策 in 情報,工学,諸々 by 伊藤 潔 >
"-logy"や"log"が付いた言葉は,「言葉,論,性,学,方法」という意味を持ちます.これは,言葉で論理的(logical)に説明ができるという意味合いを持つ言葉です.
「言葉」を表すものに,prologue 「序文,序幕,前口上」, epilogue 「結語,納め口上」があります.analogue 「類似語」,dialogue 「対話」,monologue 「独白」など,多くあります.
「論,性」を表すものに,logos 「理性」,logic 「論理」,logical 「論理的」,methodology 「方法論」,ontology 「オントロジ」,analogy 「類似性」など,多くあります.
「方法」を表すものに,technology「技術」などがあります.
「学」を表すものに,psychology 「心理学」,physiology 「生理学」,biology 「生物学」,neurology 「神経学」など,数多くあります.
| <言葉> | prologue |
序文,序幕,前口上 | |
| epilogue | 結語,納め口上 | ||
| analogue | 類似語 | ||
| dialogue | 対話 | ||
| monologue | 独白 | ||
| <論,性> | logos | 理性 | pathos「感情,情熱」 |
| logic | 論理 | ||
| logical | 論理的 | ||
| methodology | 方法論 | ||
| ontology: | オントロジ | ||
| analogy | 類似性 | ||
| <方法> | technology: | 科学的方法,技術的方法,単に,技術 | |
| <学> | psychology | 心理学 | |
| physiology | 生理学 | ||
| biology | 生物学 | ||
| neurology | 神経学 | ||